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CROWNⅠ全文 和訳 LESSON 6

By admin | 7 月 11, 2008

三省堂 041 Crown Lesson 6
Living with Chimpanzees
チンパンジーと暮らす

P.91

ジェーン・グッドールはイギリス生まれの研究者であり、環境問題の専門家である。

彼女は、チンパンジーの研究で有名である。

ここでは、ケンジが彼女にその生活と仕事についてインタビューをしている。

K: 最初に、あなたがチンパンジーの研究をするために、いつアフリカへ行くことを決意したのかお聞きしたいのですが。

J: 正確には覚えていないのですが、とても若かったのは覚えています。私は、自分がどうにかして、動物と生活し、彼らの研究をして、彼らに関する本を書くために、アフリカ へ行くことを分かっていました。

K: いつの日か、動物に関する仕事をしたいと思っている若い人々はたくさんいると思います。彼らはどのように準備をすればいいのでしょうか?

J: えっと、動物を理解する為にできることはたくさんあります。動物を見て、彼らの行動 を観察することはとても重要です。

P.92

また、メモをとり、「なぜ?」「どのようにして?」「何のために?」という質問をすることも重要です。

本当にやる気があれば、道は開かれるでしょう。

諦めてはいけません。

チャンスが来たら、それに向って努力するのです!

K: あなたは、何年もアフリカで野生のチンパンジーの研究に費やしています。
彼らは、どういった点で我々人間に似ているのですか?

J: あなたは驚きますよ!
彼らの頭脳は私たちの頭脳のようで、彼らの行動は私たちのこうどうのようなのです。
また、彼らは幼少期に学習するべきことがたくさんあるのです。

チンパンジーの家族のメンバーは、とても親密で、お互いに助け合うことが多いのです。

P.93

彼らは、悲しみ、嬉しさ、恐怖、そして怒りを感じることが出来るのです。

彼らは問題を解決し、将来の計画を立てることが出来ます。

また、彼らは手話を使うように教えられることも出来るのです。

中には、絵を描くことが大好きなチンパンジーもいるのです。

K: それでは、チンパンジーはとても賢いのですね。

J: 普段は、彼らはとても友好的なのですが、人間と同じように残酷になることもあります。

K: 本当に?どうしてですか?

J: えっと、彼らは自分の縄張りを見回り、時に別の群れのチンパンジーを襲うことがあります。しかし、彼らはとても親切で愛情深くもあります。

P.94

ある時、3歳くらいのときに、メルというチンパンジーが母親を亡くし、独りぼっちになってしまいました。

私達は皆、彼が死んでしまうと思いました。

しかし、驚いたことに、スピンドルという12歳の雄のチンパンジーが彼の面倒をみたのです。

K: どのようにですか?

J: ええ、彼はよくメルを自分の背中に乗せて、夜には自分の巣で一緒に寝たのです。
私は、メルが求めると餌を分けてさえいるのをよく見ました。
チンパンジーは、愛情深く、思いやりがあるのです。

K: さて、環境について話しましょう。

今日の環境問題は、あなたを悩ませているようですね。

J: はい、私たち人間は、野生動物には生きる権利があり、彼らには自然の場所が必要であるということを理解しなくてはなりません。

P.95

さらに、私たちが破壊してはならない、ある種の生物がいるのです。

人間の病気の為の多くの薬は、植物や昆虫に由来するものです。

野生の場所を私たちが破壊すると言うことは、もしかしたら知らずにガンや他の病気に対する治療薬を破壊しているのかもしれません。

K: なるほど。

J: はい。そして、自然にあるものは、全てつながっているのです。
例えば、森の中では、植物や動物は複雑な生命形態の全体を形成しているのです。
もし、私たちがその形態を破壊すれば、全てのことがうまくいかなくなってしまうこともありうるのです。

K: たとえば?

J: はい。ある時、イギリス中の兎が病気で死んでしまいました。

P.96

狐が食べるものが十分になくなってしまったため、農家のニワトリを殺し始めたのです。

それから農家の人々は狐を殺し、ねずみの数が急激に増加して、農家の穀物を駄目にしてしまったのです。

農家の人々は、兎に対して失ったものと同じだけのものを失うことになったのです。

私たち人間は、環境と、それに伴い自分自身を破壊する危険があるのです。

K: それでは、あなたは我々の将来を心配しているのですね?

J: とんでもありません!

私の希望は若者にあります。

彼らは環境問題について知っているだけでなく、実際にそれらを解決したいと思っているのです。

それが、私がルーツ・アンド・シューツを始めた理由です。

K: それは何ですか?

J: ええ、それは1991年に東アフリカの高校生から始まりました。
それは、ルーツ・アンド・シューツと呼ばれています。なぜなら、根は強く、ゆっくりと地面の下で移動し、芽は小さく、弱々しく見えますが、レンガの壁を打ち砕くことが出来るのです。

P.97

K: それでは、それは環境問題を解決しようとする若者のための、クラブの様なものなのですね。

J: その通りです。
今では、50カ国以上にクラブがあり、異なる場所では異なる活動がなされています。
木々をうえたり、リサイクル・プログラムを始めたり、ホームレスの為に洋服を集めたり、または恵まれない子供たちと知識を分かち合うのです。

P.98

悲しんでいる人を微笑ませたり、犬に尻尾を振らせたり、渇いている植物に水をあげれば、世界はより良い場所になるのです。

ルーツ・アンド・シューツとは、そのようなものなのです。

K: インタビューを終える前に、最後に一言ありますか?

J: 私たち人間は、チンパンジーとさほど違いません。

しかし、最も重要な違いは、私たちは話すことができ、考えを共有することが出来るということなのです。

良い考えはより良いものとなり、問題は解決されます。

そこで、私はあなた方の一人一人には役割があり、変化をもたらすことが出来るのだ、と言うことを言いたいのです。

それともしたくないですか?

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Topics: CROWNⅠ |

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