CROWNⅠ全文 和訳 LESSON 4
By admin | 7 月 11, 2008
Punana Leo -A Voice of Hawaii-
プーナナ・レオ ―ハワイの声―
P.53
カレイ・ケアロハは、ハワイ出身のALT(外国人指導助手)である。
今日は彼女は学生に、ハワイの歴史と言語について話している。
アロハ、皆さん。
ご存知の通り、私はハワイ出身です。
もしハワイに行ったことがあれば、もしかしたら、ハワイには多くの異なる種類の民族の人がいることに気づいたかもしれません。
私たちの島を、「太平洋のるつぼ」と呼ぶ人々がいます。
他のポリネシア諸島から、1000年以上前にハワイに初めて人々がやって来ました。
彼らの子孫は、私もそうですが、「ハワイ先住民」と呼ばれていますが、私たちは少数民族です。
日本、韓国、中国、フィリピン、ヨーロッパ、そしてアメリカの他の州などの、世界の異なる地域からやって来た人々も多くいます。
多くの異なる人種や国籍の人々がいますが、私たちは非常にうまくいっているようです。
P.54
多くの異なる言語も存在します。
勿論私たちの主要な言語は英語ですが、ハワイ語もまた公用語であるということをあなたは知っていましたか?
それについて、少しお話をしたいと思います。
あなたは、人々がハワイ語を話すのをこれまでに聞いたことがありますか?
皆さんはアロハが、「こんにちは」を意味することを知っているでしょうが、アロハは「いらっしゃい」や「愛」という意味もあります。
あなたは、ハワイ語で「ありがとう」をどのように言うか知っていますか?
私たちは、「マハロ」と言います。
ハワイ語は、非常に音楽的な言語です。
私たちの言語には、非常に音楽的な言語です。
私たちの言語には45種類の音節しか存在せず、その発音は非常にやわらかいのです。
昔は、書記体系(表記法)というものがなかったため、私たちの歴史や物語は、親から子供へと口伝えで伝えられたのです。
P.55
19世紀に、ヨーロッパ人とアメリカ人が私たちの島々へやって来て、私たちの言語をローマ字にしました。
19世紀の終わりまでには、人口の90%以上がハワイ語を読み書きすることが出来ました。
しかしながら、1896年に英語が公用語として宣言され、ハワイ語は学校で教えられなくなってしまいました。
1902年までには、全てのハワイ語の学校が閉鎖されたのです。
ハワイ語は消滅してしまうかのように思われました。
P.56
ハワイ語を復活させる運動の一環として、プナナ・レオと呼ばれる保育所が1984年に設けられました。
プナナというタンゴは「巣」を意味し、レオは「声」もしくは「言語」を意味しています。
この学校は、2歳から5歳までの子供たちの為のものです。
巣の中の小鳥が母鳥から学ぶように、子供たちは一日中ハワイ語を使うことを教えられるのです。
私もプナナ・レオに通いました。そして公立中学校へ入学する時になると、私はカイアプニに通いました。
そこでは全ての科目がハワイ語で教えられます。
私は5年生の時に、第二外国語として英語を学び始めた為、いまでは私はハワイ語と英語の両方を話すことができます。
ハワイ語を話すことが出来る若者の数は急速に増加していて、ますます多くの家族が家でハワイ語を話しています。
P.57
一世代前でさえ、誰もそんなことがありえるとは思っていませんでした。
あなたは、なぜハワイ人が自分たちの母語を維持することにそれほど熱心なのか、と不思議に思うかもしれません。
私はその答えは、言語は単なる情報交換の手段以上のものだからだと思います。
私たちは、言語の窓を通して、周囲の世界を見るのです。
それは、私たちの人々の歴史と文化を私たちが共有することを可能にし、そのようにして私たちが自分のアイデンティティーを見つけることに役立っているのです。
もし言語を失ってしまえば、私たちは自分自身の何かを失ってしまうのです。
ここ日本で、英語が日本語に取って代わってしまったと想像してみて下さい。
あなたの文化やアイデンティティーはどうなりますか?
英語は世界中の多くの地域でコミュニケーションを取るためには便利ですが、母国語はあなたのアイデンティティーの重要な一部分なのです。
P.58
日本にも、ハワイと同様に少数派の言語が存在します。
アイヌの人々は、その言語と文化のほとんどを失ってしまいました。
今日、彼らはその伝統を復活させようとしています。
このクラスでは、もちろん私たちは英語を勉強するのですが、母国語が世界で最も重要な言語であると言うことを覚えてて欲しいのです。
お聞きくださってありがとうございました。
関連記事
Topics: CROWNⅠ |
Comments
You must be logged in to post a comment.